酒と温泉三昧の旅「新潟・月岡温泉」                      2012年2月号
H.T
 高校時代の友人S氏が勤めていた会社が昨年夏に突然倒産、今年になってなんとか再就職が決まったということで、激励の温泉旅行を計画。酒と温泉三昧の旅を満喫した。友人は新潟生まれながら全くの下戸。温泉はともかく酒三昧だったのは自分であったのは反省点であるが、充実の2日間であった。
 月岡温泉は、新潟県新発田市にある温泉。上越新幹線の開業や高速道路の整備により、首都圏から訪れる客も多く、近年では「新潟の奥座敷」と呼ばれている。有名温泉ながら、ひなびた風情と落ち着いたたたずまいはリピーターが多いのも頷ける。
 1.温泉
 硫黄の含有量は全国トップクラス、温泉が近づくと硫黄の匂いが漂ってくる。入浴すると肌がつるつるになり、体の芯から温まり長時間保持できることから『美人の湯」「不老長寿の湯」と言われている。
 宿についてから1回目の入浴、夕食後に2回目、温泉街に出かけて一杯飲み帰ってきてから3回目、翌日朝食後に4回目と都合4回入浴した。汗が出るほどではないが、とにかく体があったまり、その持続時間が長く、心身ともリラックスできるのが心地よい。特に真冬の今の時季が一番いいのではないか。
 2.料理
 近年全国的に有名になった「村上牛」のしゃぶしゃぶ(写真)が、やっぱり美味しかった。新潟県村上市産の和牛で、地元で買っても百グラム2千円はするほどの高級牛である。それが、かなりのボリュームで出てきたのにはびっくりした。他にも刺身や焼き魚などがあるが、ここは海の幸の宝庫新潟。美味しくないはずがない。新潟の地酒冷酒がよくあう。
 3.観光
 久しぶりに瓢湖に行ってみた。ここは月岡温泉から車で15分ほどでいけるところにあり、白鳥が飛来するところとして全国的に有名である。ラムサール条約の登録湿地でもある。現在は、3300羽の白鳥が飛来しているとのことであった。ちょうど1日3回ある餌やりの時間帯にあたり、白鳥だけでなくカモなども一ヶ所に集まってきていたので、大変な状況であった。白鳥を近くで見ればやっぱり美しく恰好が良い。

 村上館(夕食)

 瓢湖
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