平和のインドシナ駆け足紀行 @ メコン河クルーズ(南部ベトナム) 2007年4月号
H.I.
「今度はベトナム・カンボジアだ」師匠の声は天の声。
3月、次なる修行へと旅立ったのだった。

 うだる暑さのアンコール遺跡からベトナム南部に。

最終日、車とオートバイでにぎやかなホーチミン市を抜け、やや南に下ったメコンデルタの街ミトへと、舗装道を飛ばす。

バスから見える広告の看板、絶妙な色彩感覚。中華文明とフランス文化の交じり合ったベトナムは街並み、料理、雰囲気とも優美で繊細で、センスやデザインが心をなごませてくれる。

人々も優しく人なつこく、少しはにかみ屋だ。(ついでに、文字はアルファベットだ)

 ミトからメコン河(デルタの支流)の船着場に出る。風が心地よい。茶色の河に快晴の空、緑で一杯の島へと渡り、休憩。屋根だけの茶店、みやげ物店。細い道を歩いていくと、上半身裸の日焼けした老人が満面の笑みで、みんなに握手してくる。

南国の楽園での悠々自適の生活のようだが、若いときはベトミンにはせ参じて独立のために戦っていたに違いない。

今でこそ緑のデルタ地帯も、ベトナム戦争時は、悪名高きダイオキシン枯葉剤が大量に散布され荒地となり、今も後遺症と被害がでていると聞く。

 休憩していると、子どもたちをふくめた一家(?)の生演奏と歌。
少女が「幸せなら肩たたこう」と日本語で歌って、肩をたたいてくれる。

「カワイイ!」の声。飼っている大蛇を女の子2人が見せてくれる。

希望者は首に巻いてくれ、歓声をあげながら記念撮影していたが、私は遠慮した(師匠も)。これで、2人とも永久に隊長失格だ。










ヘビ〜だ!!   南部ベトナムのミト


「幸せなら態度で示そうよ♪」−歌で出迎え(ミト)



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