「末廣亭日記」八    気になる二人                  2011年12月号
H・I
 

 気になると言ってもツーショット写真のことではない。
 寿輔(じゅすけ)に、南なん(なんなん)の両師匠。一人は派手な着物で、もひとりは独特の口調で、忘れがたい。
 「なんで寄席にアマガエルが出てるのか?」と、蛍光グリーンかと思わせる着物で登場した寿輔師匠。「前の席に来る人は落語を楽しもうと言う人。6列目から後ろは批判的な人。落語家は愚か者の集団。拍手なんかすると増長するので、育てようと思ったら6列目から後ろに」「紳士はジェントルマン、強い男はウルトラマン、八百屋はピーマン」
 さて、南なん師匠は夜の部に登場。「笑うと言うことは健康にいいと先生が言っていました。作り笑いでもいいので、ご協力お願いします」「稼ぐに追いつく貧乏なしと言いますが、これが足が速くて、先に行ってたりします」
 あれ、本日はうめ吉さんも、プログラムにはなかったのに代演で出てたぞ。写真だけでなくて、南なん師匠あるとこにうめ吉あり?もっとも昼の部でしたが。うめ吉さんは、実像はどうか知りませんが、しとやかな日本女性といった立居振舞いで三味線など弾きながらドドイツなど歌います。時には、日本舞踊を舞います。寄席に咲いた一輪の花。ツーショット写真も気になるな〜。

 


 古今亭寿輔 (寿輔HP)

 
 桂南なん。うめ吉(右)と
 (「うめ吉」ブログ)
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