Hauoli Aroma    第1回 〜 5回


第1回 Theme アロマセラピーとは

アロマ芳香、セラピー療法、が結びついて出来た言葉で日本語では芳香療法と呼ばれています。

アロマセラピー(芳香療法)は植物の花、葉、種、茎、また樹脂や果実の果皮から抽出する香りのするとても濃縮された精油(エッセンシャルオイル)を利用した療法です。

香りに包まれてリラックスをしたり、リフレッシュをしたりと香りを楽しむことが出来ます。

また精油(エッセンシャルオイル)に含まれている自然の成分効果を利用して、心とからだの組織の中でバランスを崩しているところを回復させてあげて、ホメオスターシス(恒常性)を維持することや、精油(エッセンシャルオイル)を使ったマッサージを施し心とからだの不調を改善して健康を取り戻す手助けし、本来持っている自然治癒力や免疫力を高めて上げることが出来ます。

アロマセラピー(芳香療法)は特定の症状や局所だけを見ることにとらわれないで、心とからだの両方、その人をホリスティック(全体論的=総合的)に考えるという概念で続けられて来ました。東洋医学と似ているところもあります。

植物の持つ自然のパワーがたくさん含まれた精油(エッセンシャルオイル)を使って

心とからだの健康・美しさ・強さを維持し、増進するためにのホリスティックアロマセラピーは

従来の治療法に加えて利用が出来たり、代替が出来る自然療法のひとつです。

次回は⇒アロマセラピーに使われる精油(エッセンシャルオイル)について、利用法も含めた

内容をお届けします。

ご質問がございましたら、どうぞお気軽にお尋ねください お待ちしています。



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2回 Theme アロマセラピーの歴史』

古代〜現代

アロマセラピー(芳香療法)は香りの療法として、心身の不調を回復させるために、

古代文明の時代から各国で身を持って伝承的な療法として伝えられたてきたものです。

現在、アロマセラピー(芳香療法)はフランス、ベルギー、ドイツでは医療分野で医師の指導により従来の治療に加えたり代替療法として取り入れられています。

イギリスではアロマセラピストという民間資格をもった人たちがクライアントさんの心とからだの状態を考慮して精油を選びマッサージを施し不安やストレスを軽くし、身体のバランスを整え老廃物の排出を促すなど、植物の自然の香りとマッサージで心と身体に癒しの効果をもたらし、心身の元気を取り戻す手助けをする方法として広く取り入れられています。

またエッセンシャルオイル(精油)のもつ植物特有の有効成分が肌の老化を遅らせたり、健康な肌を取り戻す効果があるとされ美容の目的としても取り入れられています。

日本に伝えられているAromatherapyはイギリス系が多いでしょう。

Aromatherapy」と命名

1920年代に化学の実験中の事故で火傷を負うというアクシデントに遭ったときに手元にあった精油この精油の正体がラベンダーでした」を火傷したところにかけたところ、その回復が早いことに驚いてエッセンシャルオイル(精油)の効果に目覚め研究をしたのがフランス人の化学者ルネ・モーリス・ガットフォセ氏です。

Aromatherapyと命名したのはこの化学者です。

アロマセラピーの研究を本格化したのは1928年ころ、

その後1937年にはアロマセラピーの著書『ラホマテラピー』を出版しました。

Aromatherapy

仏語読みでアロマラピー              英語読みでアロマラピー

と呼ばれています。

芳香植物の歴史

西暦1200年頃にはイギリスにラベンダー畑があったり、

西暦1300年頃には自然の植物から作られた、ハンガリーウォーターや

ラベンダーウォーターがあったと言われています。

その昔、紀元前3000年のエジプトではミイラの防腐用に香油を使いました。

それが現代精油エッセンシャルオイル(精油)として伝えられているミイラを語源とする

「ミルラ」や「シダーウッド」でした。

「ハーブ」と呼ばれる香りする植物はどのくらいあるの?世界で3500種類くらい

人間が使える種類は?    90種

アロマセラピーで利用できるものは?         40〜50種類

2回 おわり

前回お知らせした「アロマセラピーに使われるエッセンシャルオイル(精油)について」は、こちらの都合で変更いたしました。たいへん申し訳ございませんでした。次回詳しい内容でお届けいたします。


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3回 
Theme 

『アロマセラピーに使われるエッセンシャルオイル(精油)について』

エッセンシャルオイル(精油)はどんなもの?

植物の花・葉・果皮・実・茎・根・樹脂などから抽出する香りのある

凝縮された100%植物性の揮発性芳香性物質です。

とても濃いため、使用するのはごく少量でじゅうぶんということになります。

エッセンシャルオイル(精油)はどうやって作られるの?

◇水蒸気蒸留法

エッセンシャルオイル(精油)の多くはこの方法で抽出されています。

抽出段階で水と分かれて上に浮いた油分が精油になります。

水はハーブウォーターまたはフローラルウォーターといった製品になります。

◇圧搾法

植物の果実の皮を圧縮する(搾り取る)方法です。柑橘系のベルガモットや

  スィートオレンジなどがこの方法で抽出されます。

◇溶剤アブソリュート法

バラやジャスミンなどデリケートな花などは溶剤を使って抽出します。

溶剤を使用すること、手間とコストがかかる為、高価な精油となります。

たとえば、1Kgのエッセンシャルオイル(精油)を作るには5tもの花が必要です

エッセンシャルオイル(精油)の特徴

◇凝縮された植物の強い香り、芳香=アロマがある

◇水やお湯に溶けにくいが、ベース(キャリア)オイルには溶ける(脂溶性)

◇アルコール(エタノール)にも溶ける。

◇揮発性(ボトルのふたを開けると蒸発していく)

◇引火性がある。火気にじゅうぶん注意すること

精油を購入するときの注意点
ラベルに100%PURE*1)/精油名・学名(*2)/原産地や輸出国*3)

バッチナンバー*4) 以上が記載されてあれば本物です。

シールド年月日、有効期限も要チェックです。☆ラベルの見方☆をご参照ください。

◇信頼性のあるメーカーから購入しましょう。
◇保管がきちっとされている、専門のアドバイザーのいるショップなどは安心です。

☆ラベルの見方☆ 私がアロマセラピー(芳香療法)で使用している「ラベンダー」を例では

*1)PURE Essential Oil

*2)精油名:Lavender 

学名:Lavandula officinalis(ラバンデュラ・オフィキナリス

*3)原産地:英国 輸出国:英国

*4)バッチナンバー:418

エッセンシャルオイル(精油)・使用上の注意点

◇絶対に飲まないこと!

◇直接肌につけないこと!(必ず希釈してから

◇肌への刺激・アレルギーに注意すること!(マッサージをする時はじゅうぶんに注意

◇粘膜につけないこと!

◇妊娠中の方や乳幼児、お年寄りには特に注意!

◇揮発性なので火気に注意!

◇多量で使わない!

◇きちっとボトルのキャップを閉めて、冷暗所に保管すること!

子供やペットの手の届かない所で保管しましょう。

15℃〜20℃、ワインを寝かせるくらいの温度で保存するのがBestです。

精油を購入したい、使いたいと思われたときにはアロマセラピストまたは

専門のアドバイザーご相談ください。もちろん私にもどうぞお気軽にお尋ねください。

エッセンシャルオイルを使ってアロマを楽しみましょう!

その1 お部屋に芳香(吸入)

 アロマポット(*1)や芳香拡散器を使って部屋に植物の香り漂わせましょう。

 香りで気分がリラックス・ リフレッシュできます。また空気の浄化もしてくれます。

 アロマポットなどが無い場合、急ぐ時はティッシュをたたんで精油を染み込ませて

 置いておくだけでもじゅうぶん香ります。

 精油の量の目安は6畳で3〜6滴です。1時間に1回くらいは必ず換気しましょう。

 アロマポット(*1)

 上にお皿、またはくぼみがついている。そこに水を7〜8分目注いで、精油を垂らして

 電気コンセントにつないで、ポットの電球の熱で香りが拡散されるもの。

 陶製や耐熱ガラス、金属製のものがあります。ロウソクで暖めるものもあります。

 素材・デザインやサイズによりますが¥1,500〜¥3,000で購入出来ます。

 【注意】電気やロウソクを使うので取り扱いにはじゅうぶんに注意しましょう!

 

 朝晩冷え込んできたこの季節、どうしても風邪をひきやすくなりますので

 風邪の予防にユーカリ・ペパーミント、 室内の浄化にパイン、シダーウッド、レモン

 がおすすめです。                                                                           おわり

ご質問がございましたら、どうぞお気軽にお尋ねください お待ちしています。


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4回 Theme 

『暮らしの中でアロマセラピー 〜
アロマを使って、元気に!楽しく!〜

12月に入り、急に朝晩の冷え込みが厳しくなって参りました。

「ぽぽろ しんぶん」ご愛読の皆様におかれましては、お元気でおすごしでしょうか?

師走と聞いただけで何かと気忙しい日々を送ってしまいがちです。

どうしても疲れが溜まって風邪をひきやすくなったり、体調を崩しやすいものです。

風邪の予防にはうがい・手洗いは必至+(プラス)アロマを取り入れてリラックスしたり

リフレッシュしたり、自然治癒力・免疫力を向上させて皆で元気に過ごしましょう!!

前号ではアロマセラピーに使われる「エッセンシャルオイル(精油)について」

エッセンシャルオイルはどんなもの?〜使用上の注意点など

詳しくお話させていただきました。

ご興味を持たれこと          ここがよくわからなーい! おすすめの香りは?…など

何かありましたでしょうか。

これからもアロマセラピーを皆さまの暮らしの中に取り入れて元気に!楽しく!

過ごしていただける様、その使い方やそれぞれのエッセンシャルオイル特徴を

他のアロマセラピーのお話と共にお届けしたいと思います。

アロマセラピー関することは何でも結構です。どうぞお気軽に私にお尋ねください。

エッセンシャルオイルを使ってアロマを楽しみましょう!!

その2 ◇◆とっておきのうがい薬◆◇

身体やお部屋をクリーンにしてくれたり、殺菌・抗菌・抗ウィルスのはたらきをする

ティートゥリー・Tea treeのエッセンシャルオイル(精油)を使います。

ラベンダーのエッセンシャルオイル(精油)とともに家庭のいろいろな場面で

使うことが出来るクールな香りの心強い精油です。

ティートゥリー・Tea treeとは?

学名:Melaleuca Alternifolia(メラルーカ・アルテルニフォリア)

科名:フトモモ科

抽出部位:葉と枝         

抽出法:水蒸気蒸留法

香りの特徴:トップノート・ウッディ調・ツーんとするようなクールな香りがします。

はたらき:殺菌・抗菌・抗真菌(抗カビ)・抗ウィルス・鎮痛・免疫力の向上etc.

原産国:オーストラリア

      オーストラリアの先住民アボリジニが古くから暮らしの中で愛用してきた植物です。

オーストラリアといえばユーカリプタス・Eucalyptusのエッセンシャルオイル(精油)もあります。


【用意するもの】

☆ティートゥリー・Tea treeの精油 *100%純正品を使ってください

☆うがい用のコップ200ml位入るもの

【作り方】

@うがい用のコップにエッセンシャルオイルのボトルを静かに傾けて

 1滴(0.05mlです)を落としてください。

ドロッパー(中ふた)は静か〜に傾けて1しずくが落ちるように作られているので

ボトルを振らないで下さいね。

すてきな香りのしずくが落ちてくるのをほんの少しの間だけ待ちましょう。

Aコップに1滴を落としたら、そこに勢いよく水、またはぬるま湯を注いで

 よくかき混ぜてください。これでティートゥリーのうがい薬の出来上がりです。

             水やお湯に溶けにくいのでよくかき混ぜてください。

B“とっておきのうがい薬”でよ〜くうがいをしてください。

風邪のひいてしまったり、喉の痛みに効きそうだけど…

 「香りがイマイチ」 「クールだけどきつく感じる。」

 「口に入れることには抵抗がある。」という方には⇒

吸入や足浴、ティートゥリー・Tea treeを入れた熱めのお風呂に入浴するといった

方法で使って見てください。あとは早めにぐっすりとおやすみになってください。

身の回りの菌やウィルスをやっつける!お掃除

年末ですし、大掃除しないと。。。」

水ぶきの際にバケツに2〜3滴のティートゥリーの精油を垂らして使ってください。


☆☆☆☆

Aroma of Month /‘2004 December

Aroma for Christmas 〜クリスマスにおすすめの香り〜

☆☆☆☆

クリスマスプレゼントの歴史それイエス・キリストが誕生した時に香りの贈り物を

したことからはじまりました。。。。。

【おすすめの香り・ブレンド】

♪暖かで甘酸っぱい感じの香り*シナモンリーフ+スィートオレンジ

♪甘〜いお菓子のような香り*ベンゾイン、イランイラン

♪数千年の歴史聖なる香り*フランキンセンス、ミルラ

このような香りをクリスマスツリーのコットンボール(雪様の綿)な数滴染み込ませたり

キャンドルを作ったりして、家族や友人とすてきな☆聖夜☆を過ごされてみてはいかがでしょうか。香りと一緒にすてきな思い出をつくりましょう。

コットンボールやキャンドルの作り方など詳しくお知りになりたい場合

そのほか何でも結構です。どうぞお気軽に私にお尋ねください。

お待ちしています。       

本年はたいへんお世話になりました。迎える2005年も皆様にアロマで心身ともに

元気に過ごして頂けるよう私もなおいっそう精進いたします。

どうぞよろしくお願い申し上げます。         1月Aromatherapy Roomをオープンします。


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oli Aroma        

5回 Theme 

『暮らしの中でアロマセラピー 〜アロマを使って、元気に!楽しく!〜

Hauoli makahiki hou 

あけましておめでとうございます。

格的な冬になりました。冷え込みが厳しくなって参りました。

年末年始は楽しくお過ごしでしたでしょうか?

今年もアロマを“とり(年)”入れて皆で元気に楽しく過ごしましょう。

エッセンシャルオイルを使ってアロマを楽しみましょう!!

◇◆アロマバス◆◇

日本ではお風呂は生活に欠かせない一部です。身体や髪の汗や汚れを落とすだけではなく、のんびりと出来ることから、心身をの疲れを解きほぐしてくれる大切な空間でもあります。日本では昔からお風呂で季節折々の香りを楽しむ習慣があります。

たとえば、5月5日節句には菖蒲湯 (邪気を払うという意味があるそうです。)

12月冬至に入る柚子湯(風邪の予防と柚子の成分で暖める効果があります。)

また、海外ではバラの花や蘭の花を贅沢に使った優雅なローズバスやオーキッドバス

などがあります。このようにお風呂と香りの関係は親密なものなのです。

今ではあらゆるタイプと香りの入浴剤が簡単に入手できますが、AROMATHERAPYの

エッセンシャルオイル(精油)の多くは殺菌・抗菌・鎮静のはたらきをしてくれます。

せっかくエッセンシャルオイルという自然の恵みと香りが濃縮された素晴らしい物がありますので、その自然の香りと成分効果をいただきながら、すてきなバスタイムにしてみましょう。

【アロマバスのおすすめブレンド】ブレンドはたくさんあります。1個づつご紹介いたします。

@ラベンダー+ゼラニュウム

あたたかな日、お花畑の横でうとうとしているような感じ。

寒い冬、芯から冷えてしまった身体や足が冷たく眠れないときにもおすすめです。

ラベンダー・Lavenderとは?ラテン語の「洗う」の意味ラワーレが語源

学名:Lavandula officinalis(ラバンデュラ・オフィキナリス)

科名:シソ科

抽出部位:花    

抽出法:水蒸気蒸留法

香りの特徴:ミドル・せっけん様の清潔感のある香りがします。

はたらき:鎮静・鎮痛・血圧降下・抗炎症・殺菌・抗菌・抗真菌(抗カビ)etc.

原産国:イギリス・南フランス・日本(北海道/富良野)ほか

      エッセンシャルオイル(精油)の中では安全性が高く、安心して使うことが出来ます。

      古代ローマ人も沐浴で愛用した香りです。


ゼラニュウム・Geranium
とは?

学名:Pelagonium graveolens(ペラゴニュウム・グラビオレンス)

科名:ふくろうそう科

抽出部位:葉    

抽出法:水蒸気蒸留法

香りの特徴:ミドル・ローズ調の香り、もしくはフローラル調の香りがします。

はたらき:鎮痛・抗炎症・抗真菌(抗カビ)・収れん・細胞の修復・自立神経を整える

原産国:モロッコ・中国・アルジェリアほか

      欧米では家の窓際に赤いゼラニュウムの花を飾り悪しきを寄せ付けず家を守る

      という習慣があるそうです。ストレスが多い方にはおすすめの香りです。


【アロマバスの入り方】

@湯をはったバスタブにラベンダーのエッセンシャルオイル1滴 ゼラニュウムの

エッセンシャルオイルをそれぞれ1滴ボトルを静かに傾けてを落としてください。

1滴は (約0.05mlです) 初めての方はエッセンシャルオイルを少なく。

ドロッパー(中ふた)は静か〜に傾けて1しずくが落ちるように作られているので

ボトルを振らないで下さいね。

すてきな香りのしずくが落ちてくるのをほんの少しの間だけ待ちましょう。

Aよくかき混ぜてください。これでのうがい薬の出来上がりです。

          水やお湯に溶けにくいのでよくかき混ぜてください。

B時間の許す限りのんびりと入浴してください。

就寝前の入浴でしたら、お湯の温度は少しぬるめの38℃くらいが良いでしょう。

健康な人で20分程度あたたまると良いでしょう。

次回も【アロマバスのおすすめブレンド】をご紹介させていただきます。

また1月下旬にAromatherapy Room オープンいたしますので、

こちらもあらためてご案内させていただきます。

今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

AROMATHERAPYに関すること何でも結構です。

どうぞお気軽に私にお尋ねください。お待ちしています       

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