私は1983年に、新宿副都心近くから郊外のもっと自然に恵まれたところに移りたくなり、西武新宿線の急行で新宿から45分程のところにある新所沢駅から歩いて20分くらいのところに引っ越しました。身の回りの物も少なかったので、小型トラックを借り、ジャズ好きのニ人の友人に引越しを手伝ってもらいました。
所沢はトトロの森と言われる狭山丘陵にあるので雑木林が多いところでした。入居したアパート近くに所沢市立向陽中学校があって、休日になると吹奏楽部の練習が聞こえてきました。表題の曲がそれで、その演奏の上手さに驚き、また軽快で明るいメロディとリズムが気に入りました。その年の全日本吹奏楽コンクールの埼玉県大会でこの中学校がこの曲を自由曲に優勝したことを最近インターネットで知りました。
今年の同コンクールは夏休みから県大会、地区大会、そして10月22日(土)に普門館で全国大会があります。中学、高校生は大会を目指して今猛練習中でしょう。青春のこの時期に、良い指導者に恵まれてスポーツや音楽その他の部活に打ち込んでいる生徒達は幸せです。
映画『男はつらいよ』の中で寅さんの甥の満男(吉岡秀隆)は中学生になるとブラスバンド部に入りフルートを担当します。高校でもブラスバンド部に入り、同じ部の後輩の及川泉さん(後藤久美子)を好きになります。寅さんと同じく、毎回プラトニックな恋で終わってしまうところがもどかしくもあるのですが、そこがこの映画の魅力なのでしょう。ちょうど1980年代中頃の話でした。
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次女が通っている館林市立第一中学校
ソフトボール部で夏の県大会にむけて頑張っています
小説家の田山花袋や宇宙飛行士の向井千秋の母校です。
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