暑さ厳しい3連休の中日7/17(日)11:20。正月・お盆でもないのに末廣前は長蛇の列。一瞬、目を疑う。若い連中などが次々と列に加わる。開演して1時間もすると、立ち見で一杯の盛況。桟敷で弁当を食べながら聞き入る。客席も高座も、盛り上がるのである。
菊千代の『天神』、円歌の弟子「子円歌」の三味線と女性陣熱演の後、日焼けした顔の正蔵が登場。本棚の『竜馬が行く』の中身はポルノ小説、学校の国語用に子どもが持ち出して一騒動。先生「ツトム読んでみろ」。「・・・お願い、ヤメナイデ〜」。先生「ヤメロー」。
正楽の紙きり。子ども連れも多くて、大人気。注文に応えて、線香花火の女の子、金魚すくい、ほおずき市、パンダと鮮やかに切り分ける。「こないだ、ご注文はと言ったら、前に座っている人が言うんです」「とりあえずビール!」
中入り休憩後、馬の助が百面相で楽しませる。えびす様、ダルマ大師、ぶんぶく茶釜のタヌキ。
つづいては漫才コンビ、「にゃん子・金魚」。ニューハーフ風にゃん子が夢見る乙女を演じると、金魚がスイカの髪飾りで、ゴリラを演じてからかう。「恥ずかしくないの?!」「仕事ですもの!」
昼席後、向かいの「かっぺ亭」でビールを飲む。
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にゃん子・金魚
(金魚迷惑ファンクラブHPより)

林家正蔵(飯塚市文化会館HPより)
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