8月中席の恒例は寄席ハワイアン・バンド『アロハ・マンダラーズ』の登場。この時だけは、写真撮影OK。漫談の新山真理の司会。昼席のトリで『ちりとてちん』を演じた可楽師匠はフルート。小柳枝師匠はパーカッションとしゃれている。講談の神田紫と真理はデュエットを披露。結成12年のお盆の時期だけのバンドだ。特別出演のフラチームが花をそえる。ひと時の、楽しい南国タイムが過ぎる。
もちろん、その前の演し物はマジメ(?)だ。笑福亭鶴光、茶の作法など知らない侍たちが茶の湯に呼ばれてのドタバタ。
小柳枝師匠演目は『金明竹』(きんめいちく)。店番の与太郎が、借り猫の断り文句を、旦那を呼びにきた相手に言ってしまう。「さかりがついて近所をうろつくので、柱に縛り付けてあります」。
夜席。ギタレレ漫談、ぴろき。「こつこつやってきて、来月から家賃の高い所に住めることになりました。大家さんが家賃を上げました」
さて、寄席にハプニングはつきもの。先日は、紙切の正楽師匠が、「なーんでも切ります」。最後の注文は、キティちゃん。小さな女の子ができあがった切絵を受取りに来て、師匠に耳打ち。「お姉ちゃんの分も切ってほしいの」。これには場内、爆笑。師匠、「帰りに受付のお姉さんに声をかけるといいことがあるよ」。楽屋で残業したに違いない。
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落語のCD本が春頃出てましたね。枝雀が第一配本で安かったので買ってみようと思いながらぐずぐずしていたら、無くなってしまいました。
枝雀は一回だけ相当の相当ぐらい昔に一回テレビで見ておもしろいと思ったのですが、亡くなってしまいましたね。(亡くなると言えば前武さんも。釣りバカ日誌の前武さん、おもしろかったのに)
ストラヴィンスキーの「春の祭典」が2面(竹太郎さんという方)にちょっと載っていますが、「春の祭典」は、いつの誰の演奏がいいんでしょうか。推薦盤は?
読書案内といえば、米原万里さんの『・・・反語法』を紹介してくれたこと今でも感謝しています。すごくおもしろかったし、そのあとの(前?)『嘘つき・・・』
も自主的に読んだし。(どちらも話はどんな結末だったかもあまり覚えてないけど)やめられないほどおもしろかったんです。
(タツロー)
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アロハ・マンダラーズ

ぴろき 春風亭小柳枝
(落語芸術協会HP) (ラジオデイズHP)
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